評価ポイント (60点)※本記事はネタバレを含みます。ご注意下さい。
作品情報
作者:横槍メンゴ 先生
出版社:スクウェア・エニックス
掲載紙:月刊ビッグガンガン
ジャンル:恋愛
学生恋心のドロドロした部分にフォーカスした恋愛アニメ
作品概要
クズの本懐とは、横槍メンゴ作の漫画作品、及び2017年1月に放送開始のテレビアニメである。『月刊ビッグガンガン』で2012年より連載中。
出典:ニコニコ大百科
結ばれない淡い恋心と人間の汚らしいリアルな部分が見事にマッチしている
エロシーンが苦手な人には受け入れがたい作品かもしれません。しかし、よくあるお色気漫画のエロとは違い、恋心に伴う性の部分をリアルに表した作品かと思います。タイトルのクズとは人間の汚らしい欲求部分を代わりに慰め合う関係を「クズ」と表現しているだけなので、別にクズ人間が出ている訳ではないと感じました。(豊崎愛生演じる皆川先生はクズです笑)
欲望に負けるシーンや自己嫌悪のシーンを墨汁で染まっていくようなエフェクトで表現しているのは見事でした。めっちゃ感情移入できました。男性への恋愛だけではなく同性の恋愛シーンもあるので、様々な観点で物語を楽しむ事が出来ます。
ただ上記したように性描写が少しキツめなので、見る人を選ぶ作品かと思います。
ココがおすすめ
1話で毛嫌いして見切ってしまう人が多い気がします。確かに見る人を選ぶ作品ですが、1話で切るのは勿体無いです。2,3話あたりから動きがあるのでせめてそこまでは見る事をオススメします。
作画が神がかっている
作画が本当に素晴らしいです。風で揺れ動く髪のシーンとかめっちゃリアルですよね。あと目とかまつ毛とか。アニメーターの方の力の入れ具合を感じてしまいました。あと水彩画タッチ的な絵もめっちゃ好きです。
次回予告のフォントのチョイスや動きも素晴らしいですよね。最近のアニメでは珍しいくらい細部にこだわっている作品だと思います。この世界観を表現するには必要な要素だとは思いますが、普通に感動しました。
ベタな言葉ですが、この作画によって独特の世界観を味わう事が出来ます。
ココがおすすめ
OPの作画にも力を入れており、歌はなんと歌い手さんの96猫さんが歌っております!
最後の終わり方がスッキリしない。モヤモヤが残る
本作は恋愛の深い部分を描いているので、人によっては意味不明な箇所も多々あるかと個人的に思います。だって私もそうでしたから笑
何というか最後の終わり方は微妙でしたね。賛否両論あるみたいですが、個人的にはスッキリしませんでした。というか強引に最後持っていった感がスゴイです。確かにストーリーとしては面白いと思いますが、最後の2人の結末まで私は見たかったです。原作ではその後があるみたいですが...
「クズの本懐」というタイトルだけあって、話の途中でモヤモヤするシーンはありましたが、私は最後の終わり方が一番モヤモヤしました。
ココに注意
多分私が合わなかっただけで合う人には最高の作品なんだと思います。事実ネット上では最終回が素晴らしすぎた!みたいな意見も多いです。
まとめ:合う人には合う、合わない人にはとことん合わない作品
ズバリこれにつきます。正直私は合いませんでした。
個人的にはもっと短くても良かったと思います。それか1話1話を短めに作っての12話とか。それだと個人的にはもっと高評価でした。ネット上の意見を参考にすると、高評価が多いので恐らく好みの方が多い作品だと思います。
後日、原作である漫画を読みましたが正直漫画の方が面白かったです。ただ、アニメの作画に関しては神がかっていると思います。他のアニメと比べてもダントツに好きな絵柄です。
あーるの感想
この作画はこの作風に合っていたからよく見えた説もあると思います。豊崎愛生さんが非常にいい仕事をしています。めっちゃクズですw学生の恋愛模様ですが、あまり無いシチュエーションかと思います。女性目線が多いので、女性の方にはオススメのアニメです。
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